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世界平和を願って

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東京都中央区

中央区長
矢田 美英

「戦争絶対反対・核兵器廃絶・テロ撲滅」。私たちのこの願いが少しずつではありますが、実現に向かって動き出しています。朝鮮半島をめぐるさまざまな動きの中でも特筆すべき朗報と言えるでしょう。
何といっても良かったのは私たちがもっとも危惧した朝鮮半島での南北を中心とした戦争が起こらなかったことです。第2は北朝鮮がこれまで国際世論を無視して繰り返してきた核実験と大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験を中止することを正式に決定し、発表したことです。
また、6月12日にはシンガポールで、これまでいがみあってきたトランプ米大統領と金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮労働党委員長が初めて会談し、敵対関係の解消を実現したことは朝鮮半島の緊張緩和の象徴であります。これにより恒常的に実行してきた米国と韓国との合同軍事演習を今後は中止することになりました。
無論、事実上の“核保有国”となっている北朝鮮がこれからどのような形で完全な「核廃絶」を実行していくのか、検証可能で不可逆的な非核化となるのか否かなど不明な点も多く見られます。
また、日本にとっては米朝首脳会談でトランプ大統領が日本人の拉致問題を提起しましたが、詳細な内容や金氏の反応は説明されずに終わっています。17人といわれている日本人拉致問題は重大な人権問題であり、関係国の協力を得て、日本人自身の力で早期救出に強力に取り組んでいかなければなりません。
この間、「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN(アイキャン))のノーベル平和賞受賞や核兵器禁止条約制定に向けた交渉会議が国連本部で賛成多数で採択された事実も朝鮮半島情勢に与えた影響は大なるものがあります。2年後の東京オリンピック・パラリンピックを契機に世界の恒久平和を実現させようではありませんか。人類の英知と意志はそれだけの力があるのですから―。(7月20日記)

◆中央区平和都市宣言
いまいちどたちどまり
平和の尊さをみつめよう
ささやかな幸せも
こよなき繁栄も
平和の光が消えたなら
すべてが失われる
私たちの手にあるこの輝きを
明日の世代に伝えよう
一九八八年三月一五日
この日 私たちは
永遠の平和を願い
中央区が平和都市で
あることを宣言する

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