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中学生の「税についての作文」

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東京都中央区

次代を担う中学生が、私たちの身近な生活環境と税との関わりについて関心を持ち、税への理解を深められるよう、全国納税貯蓄組合連合会および国税庁が主催する中学生の「税についての作文」の募集が毎年行われています。今回も本区の多くの中学生が応募しました。
その中から、平成29年度「東京国税局管内納税貯蓄組合連合会」優秀賞を受賞した佃中学校の奧田夏加さんと、会長賞を受賞した日本橋中学校の谷本栞南さんの作品を紹介します。

◆「学んで気付いた税への感謝」 佃中学校 奧田夏加
税金って言われてもよくわからないし、興味ないわ、と思っていた私。しかし学校で税金について学ぶ機会があってから少し興味が湧いた。なぜなら知らないことだらけだったからだ。税金に五十前後も種類があることには驚いてしまったし、そのうち子供である私たちが払っているのは消費税だけというのは少し不思議に感じた。また集めた税金の使い道として社会保障や公共事業があることは知っていたものの、普段そのことに感謝して生活していたわけでもなかった。そこで税金について学んだことをきっかけに身の回りでどのようなことに税金が使われているのか考えてみた。学校、図書館、医療費が中学生までかからないこともそうだ。そして様々な使い道がある中で、私は税金に大変救われたことがあると気付いた。

昨年、部活動の遠征で他県を訪れたときのことである。食物アレルギーがある私は食べ物が自分の食べられるものなのかきちんと確認しなくてはならなかったのだが、うっかり確認せずに食べてしまったものにそのアレルギーの食物が含まれていたのだ。救急車で病院まで運ばれることになり、いろんな人への申し訳なさと情けなさと不安な気持ちでいっぱいになりながら救急車に乗せられ、しばらくすると救急隊員の方からドクターヘリに乗ると告げられた。山間部を救急車で走り、病院まで運ぶのは厳しいからという理由だった。そしてドクターヘリで病院まで運んでもらったのだ。当時はそれどころではなかったが、これは本当にありがたいことだったと思う。救急車やドクターヘリは外国だとお金を取られてしまうことが多いのだ。

しかし日本はそれを税金で賄っている。もし税金が医療の保障に使われていなかったら当時の私は両親にお金の面でも迷惑をかけてしまう、とすごく落ち込んだはずだ。
このように医療の保障に税金を使うことは誰しもがきちとした治療を受けるために必要なことだ。事故やけが、病気、災害など予期せぬことで救急車やドクターヘリを必要とするとき、それが誰でも平等に利用できること、そしてその平等を支える税金のありがたさを感じる出来事だった。今まで税金に無関心だったが、税金について学び、そして私自身税金に救われたことは忘れないだろう。この経験を大切にし、これからも税金についてしっかりと学んでいきたい。そして将来は誰かのためにきちんと税金を納められるような大人になりたいと思う。

◆「みんなが平等に使える税金」 日本橋中学校 谷本栞南
私はこれまで二度、税についての作文を書いてきた。税とは何だろうか。自分なりに考え、理解を深めてきた。それでも、税について知らないこともたくさんあるなと感じた出来事があった。
学校で行われた租税教室でのことだ。私たちは「みんなが平等に使える税金」について考えた。税金には様々な種類があり、特定の人が払うもの、みんなが払うものと分けられるということを知った。私は一体、何の税金を払っているのだろうかと考えたが消費税しか思い浮かばなかった。しかし、その一方で私の両親など世の中の大人の人たちは、所得税など様々な税金を納めている。これこそ、特定の人が払っている税金だ。つまり、税金を納める額は、人により異なるのだ。

では、その税金は誰のために使われているのだろうか。私たち中学生だったら、学校に通えているのは税金があるおかげだ。でも、その税金は私たちが納めたものだろうか。ほとんどが大人の方々が納めてくれたものだろう。そこで、私は自分たちで納めた税金でないのに私たちが学校に通えているということは、みんなが平等に使える税金ではないのではないかと思ってしまった。ある時、私は社会の時間で「持続可能な社会」について学習した。その授業を通して、私はいつまでもみんなが幸せに暮らせる世の中こそが持続可能な社会なのではないかと思った。それは、きっとお年寄りの方や若者、子どもとみんなが平等であり、楽しく生活を送れるということだろう。私たちの暮らす社会はそれぞれの世代が支え合わなくてはならないと感じた。それは、税金の使い方にも言えることなんだと思う。私が今、こうして学校に通えているのは大人の方たちの支えがあるからだと気づいた。こういうことが税金による支え合いなのではないだろうか。平等に使うということは額だけでなく、どんな人も幸せに暮らせるように使うということでもあると思う。

そんな一方で、税金をきちんと納めないという人もいるという現状を知った。なぜ、そのような人がいるのだろうかと考えてみた。きっと、その人は、自分に税金が使われていると感じられていないのではないかと思った。私は中学校に通えるということは税金のおかげだと日々、身をもって感じられるが、そうでない人もいるのだろう。私はこのことを考えたとき。私たちはお互いに支え合っていかなければいけないだろうということを思い出した。未来を担う子どもたちを支えていく。それを繰り返していくことが大切なのではないだろうか。誰もが幼い頃、多くの人に支えられながら生きてきたと思う。税金を納めてくれる大人たちに支えられていたことだろう。
きっと税金は未来へとつながるバトンだ。次の世代へと渡されていく。そういった長い時間で、みんなが平等に税金を使ってきたのだろう。

問合せ:税務課管理係【電話】3546-5265

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