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区のおしらせ 中央 平成30年1月1日号

新春座談会ー輝く未来へ橋をかける(1)

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東京都中央区

■輝く未来へ橋をかける
立川:基本構想の実現に向けては、区民一人一人が自分の住んでいる地域や行政に関心を持つことが大切だと考えています。多くの人は、日々の生活に追われ、自分の属するコミュニティーの未来について考えるチャンスがなかなかありません。審議会の公募区民として私が経験したことをお話しし、一人でも多くの方にそれらに関心を持っていただけたらと思っています。
先日、新聞に日本橋上空の高速道路の地下化について、地元の方へのインタビュー記事が掲載されていました。その内容は、「そもそもこの地域を通る高速道路が必要なのか。莫大な費用をかけて地下化するのではなく、水路を発展させた方が、昔の粋な日本橋を再生できるのではないか。過去と同じことをするのではなく、未来と融合させながら新しい姿をつくることができるのではないか」、というものでとても共感しました。
地域にただ関心を持つのは難しいかもしれませんが、将来に期待をすることで関心を寄せることはできるのではないでしょうか。築地の移転のときと同様に、例えば日本橋が新しく変革するとなると、みんなが関心を持つと思うのです。みんなが将来に期待感を持てるような新しいアイデアを生み出すことができれば、多くの方に関心を持っていただけるだろうと思いました。

中山 :審議会の資料として、中央区の現状や未来を見据えたデータを拝見させていただいたのですが、その中に衝撃的なデータがありました。それは、「近隣に家族や助け合える友人・知人の有無」の問いに対し、半数弱の人が「いない」と回答していたのです。その理由は、「必要性は感じるが、知り合える機会がない」というものでした。
中央区は、定住人口の増加に伴い、にぎわいも増しています。しかし、そのにぎわいの核となる仕掛けづくりをするのは誰なのでしょう。以前、子ども祭りの手伝いをしたとき、町内会の方から聞いた言葉が忘れられません。「この場所を子どもたちの故郷にしていかなくてはならない。だから、たくさんの子どもやその家族、近所に住むおじいちゃん、おばあちゃんにも参加してほしい」とおっしゃっていたのです。そういう担い手がいるわけですから、知り合いをつくる機会はあるはずです。しかし、参加が難しかったり、情報が入手しにくかったりといった現状があるのかもしれません。ライフスタイルの多様化に伴い、地域の在り方も進化が必要なのだと思います。何年経っても、「中央区にいるとホッとするね、居心地がいいね」と思えるような下町であり続けますように、と願っています。

梶原 :審議会では、都市緑化についてのお話も伺いました。水辺や街路だけでなく、ビルの屋上、壁などがグリーンに染まる美しいまちは、想像するだけでも楽しいものです。20年後、もしくはもっと近い将来、子どもたちが描く風景画はどんな色彩になるのでしょうか。
今後、基本構想を実現していくために意識していきたいことの一つに、3R(リデュース・リユース・リサイクル)活動があります。清らかな水、きれいな空気を次代へ継いでいくことは、大きな責務だと思うからです。
なお、審議会に参加して、初めて「プロアクティブ・コミュニティ」という言葉を知りました。これは、自ら率先して地域における課題を解決し、快適な暮らしを実現していく社会を意味する言葉です。
私は、中央区はすでに「プロアクティブ・コミュニティ」が確立されつつあると感じています。区民一人一人が、可能な限り自らの経験や知恵を持ち寄り、協力し合って地域活動を行っているからです。私自身もコミュニティーの一員として、引き続き参加していきたいと思います。

松本:私も、基本構想の実現に向けて大切なのは、当事者である区民が区のことに関心を持って行動していくことだと思います。今回、私は審議会に参加する機会に恵まれ、さまざまな知恵が集まる場を体験させていただきました。日常においても、区民一人一人が自分とは異なる立場の方々と主体的に関わっていくことで、区全体が基本構想の示す、よりよい方向へ向かっていくことができるのではないかと思います。
また個人的には、今後、子どもたちに関わることについて、主体的に携わっていきたいと思っています。実はすでに、「中央区子ども・子育て会議」に参加しています。この会議は、区が策定した子ども・子育て支援に関する施策の実施状況などについて、点検や評価、計画の見直しを行っていく区の附属機関です。基本構想審議会は20年後の未来でしたが、子ども・子育て会議はもう少し近い未来について考える取り組みです。この中でより具体的な提案をしていけたらと思っています。

 

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